世界唎酒師コンクール準優勝! 日本酒を究めるための挑戦は続く。世界唎酒師コンクール準優勝! 日本酒を究めるための挑戦は続く。

日本酒は「一生をかけて向き合うパートナー」

学生の時から日本酒が好きでした。でも、当時はまわりに日本酒の良さを知らない人が多く、地酒の専門店に通っては、友達におすすめのお酒を紹介したりしていました。「少しでも多くの人に日本酒の良さを伝えたい」という思いがきっかけだと思います。

自分にとって日本酒は、「一生をかけて向き合うパートナー」だと思っています。究めようと思えば思うほど、勉強すればするほど、その奥深さには驚かされます。自らが少しでもより良く理解し、またそれを伝えることで、1人でも多くの方が日本酒の良さに触れてもらえれば、これ以上に嬉しいことはありません。

個人的には、お燗で美味しくなるタイプの純米酒を美味しい料理と一緒に楽しむのが好きです。温度を上げても楽しめ、それによって幅広い食事に合わせることができるのは、和酒ならではの魅力だと思います。

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「本職」には負けない!という思いで特訓

準決勝までは事前に準備できる小論文などの課題があり、私は飲食店の方に比べれば自由になる時間は多いのでその点はみっちりと準備したつもりです。

逆に、飲食店で仕事をしていない私は、決勝での「接客」の部門に課題があることは前回大会を経験し解っていたので、何も使わずにグラスに均等の量を注ぐ練習をしたり、幼い長女をお客様に見立ててサービスの練習をしたりもしました。
もちろん、専門的な説明をして理解できる相手ではありませんが、話をしながら提供する練習という意味では充分に意義がありました。コンクールを終えて、「やはり本職で飲食の現場で働いている方に決勝の場で勝つのは容易ではないな」という思いと、「それでも準優勝という結果を残せた!(第4回大会)」という手応えの両方を感じました。

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「私」という人間を信頼していただくために

現在、ドイツにおいて日本食以外のレストランへ飛び込み営業をして日本酒をお店に置いていただく活動をしていますが、「世界第2位」という肩書はレストランの方にまず興味を持っていただく「掴み」として役立っているように思います。

また、既に日本酒を扱っている飲食店や小売店でのプロモーションにおいても、一般消費者の方へ説明させていただく前段階として、「私」という人間を信頼していただくために、有効に活用しています。

加えて、異業種で必ずしも直接的に仕事で関係しない方にも、初対面でも覚えていただき易いので、何かお酒のことで案件があった時に情報をいただけたりするのも嬉しい瞬間です。

仕事につながる「話題や情報」はどこに転がっているか分かりません。それらをタイムリーに得られる環境づくりを自らしていくことも、仕事をしていくうえで大切なことだと思っています。
現在、ドイツにおいて日本食以外のレストランへ飛び込み営業をして日本酒をお店に置いていただく活動をしていますが、「世界第2位」という肩書はレストランの方にまず興味を持っていただく「掴み」として役立っているように思います。

また、既に日本酒を扱っている飲食店や小売店でのプロモーションにおいても、一般消費者の方へ説明させていただく前段階として、「私」という人間を信頼していただくために、有効に活用しています。

加えて、異業種で必ずしも直接的に仕事で関係しない方にも、初対面でも覚えていただき易いので、何かお酒のことで案件があった時に情報をいただけたりするのも嬉しい瞬間です。

仕事につながる「話題や情報」はどこに転がっているか分かりません。それらをタイムリーに得られる環境づくりを自らしていくことも、仕事をしていくうえで大切なことだと思っています。

日本酒が世界中で楽しめるように!

私の目標は、世界中のいたる所でビールやワインが飲まれているように「日本酒が世界中で楽しめるようにしていきたい!」ということです。

ドイツで仕事をして1年半を過ぎますが、日本酒のポテンシャルは十分に感じるものの、欧州市場の厳しさも同時に思い知らされているところです。私一人の力でどうにかなるものではありません。

しかし、日本酒市場が「チームジャパン」として一丸となって立ち向かえば、必ずや突破口は開けてくると思います。
最近の酒蔵では若い方が日本酒造りを継承し、味わいが今までの歴史上最も多彩になっていると感じますので、触媒となるわれわれ「卸」のような人間がプロフェッショナルとして「客観的な眼を持ち、蔵元と市場・消費者をつなぐ役割をする」というのが非常に重要なのだと思います。

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汗をかいて「酒」を伝える!

「お酒」というのは消費者から見て距離の近い商材ですし、華やかな面があるように感じるかもしれませんが、実際にはとても地味で、日頃の地道な活動で成り立っている業界だと思います。

酒蔵の杜氏たちが「酒」という生き物に真正面から向き合ってつくった商品を「情熱を持ち、汗をかいて伝える!」それこそが「卸の役目」なのではないでしょうか。そんな思いを持った皆さんと、いつかどこかで一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。

写真提供 (C)日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)
「お酒」というのは消費者から見て距離の近い商材ですし、華やかな面があるように感じるかもしれませんが、実際にはとても地味で、日頃の地道な活動で成り立っている業界だと思います。

酒蔵の杜氏たちが「酒」という生き物に真正面から向き合ってつくった商品を「情熱を持ち、汗をかいて伝える!」それこそが「卸の役目」なのではないでしょうか。そんな思いを持った皆さんと、いつかどこかで一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。

写真提供 (C)日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)